さて、一夜明けて5時45分起床、3時間ほどしか睡眠が取れていないが意外に寝覚めはスッキリしている。
Nopは4時に起きて既にボートの準備をしており6時には宿を出発となった。
コテージは湖畔にあるためすぐに釣りが開始できるのかと思ったら、ボートローンチが少し離れた場所にあるということで、ここでボートを降ろしに行くとのことであった。
Nopからは運転が可能か?と聞かれるので何気なく「OK」と答えたら、翌日からの釣りを効率的にするため車をボートローンチ場所から宿まで自分が運転してNopはボートで宿まで行って合流するという話であった。
自分も海外での運転経験が無いわけでもないし、左側車線なので特に問題はなかったが国際免許も持ってきてなかったのでちょっと心配しながらのドライブであった。(この時点でオンというローカルのガイドとも合流して私一人に2人のガイドという大名構成であった)
宿に戻り、ボートに乗り込むのだが上記の理由で結局釣り開始時間は7:30を過ぎておりモーニングバイトの時間からはちょっと過ぎた感があった。
最初のポイントはウィードの広がるワンドで雰囲気は十分、Nop指定のウッド製フロッグを付けてキャストを開始すると湖面のあちこちでトーマンの波紋が出ている。(雷魚の一種であるトーマンも基本的に呼吸するので水面にあがってくる) 最初から気合が入りまくるが全くルアーへの反応は全くなし。
その後、2時間半ほど同様のポイントを攻めるが結局反応が一度もバイトが得られず日が高くなるとトーマンの波紋もなくなってしまった。
やはりそんなに簡単に天然のトーマンは釣れてくれないようだ。
こうなるとどうしようもないのでNopからジャングルパーチ狙いに切り替えようという提案があり場所を移動。
今度の場所は湖の中にある切り立った絶壁のある島でちょっと印象的な光景である。
ここではボートを島の近くにステイさせて沖に向かって20gほどのスプーンを投入し、底に沈めてからファーストリトリーブをするとの事。魚探には無数の魚の反応があり集中してキャストを続ける、しかしここでも全く反応がないので今度は同じ島の風の当たるサイドに移動した。
場所を移動した1投目はバイトする事が多いので集中してキャスト、スプーンを沈めリトリーブを開始すると「ゴン」と鈍いアタリ、その後強烈な走りにゆるめに設定していたドラグ音が心地よく響く。
ドラグを調整しながら慎重にやり取りをすると水面下に黒い魚体が見える。
ガイドのNopが「トーマン」と叫びネットを用意してくれ「自分でやるか」と聞いてくるので「オフコース」と言って数回の引きをいなして無事にネットインしたのはジャングルパーチではなく、今回のターゲットである「トーマン」であった。
事前情報では自然湖のトーマンは3日やって1本程度とキャッチするのが非常に難しい魚と聞いており1本を目標にしていたので、初日の午前中で達成にて嬉しいながらも少し拍子抜けであった。
今回のツアー初フィッシュは嬉しいトーマン’(約50cm)
これに気を良くして釣りを再開するものの、その後は全くの無反応。
日も高く体感的には40度近い暑さにて、午前中の釣りを終えて昼食を取ることにした。
本日の昼食は陸に上がり木陰でお湯をわかしてのカップラーメンである、しかしながら木陰に入っても蒸し風呂にいるようで楽しくない昼食である。。。特に自分は真冬の日本から来たばかりなので身体も慣れてないのでこの時点で心が折れかけていたのだ。。
午後の部:
1時半頃から午後の部が開始となったが、なかなか集中できない状況ながらも修行のように延々とキャスティングを繰り返す。
2時頃からは風が強くなり若干キャストはやり難いものの体感温度としてはかなり涼しくなってきたので集中力も高まり、この頃からはキャストも慣れてきてピンポイントにバンク際にルアーのキャストが決まってくるようになってきた!
エリアを変えながら延々とキャストを続けていくのであるが4時半頃にようやく「バシャ」っていう飛沫とともにフロッグが水中に消し込まれた、しっかりと重みを感じでしっかりフッキングすると心地よい生命反応が! しっかりとやり取りをして上げてくると、午前中の魚より小ぶりなトーマンであったが狙いの釣り方での初ゲットにて嬉しい一匹である。
ちなみに前回のタイ釣行で苦労したのだが、慌てて合わせると大概ルアーだけ吹っ飛んでくるので注意が必要。(個人的な感覚だけどバスやシーバスの場合、意外に早合わせでも大丈夫だけどトーマンにおいてはしっかり重みを感じてからじゃないとまず掛からない)
その後も夕方のチャンスに雰囲気は良く、もう一本を狙うもチャンスはなく6時にはストップフィッシングとなった。
本日の釣果:
トーマン(Giant Snakehead) 2本 50cm、40cm
今回宿泊したコテージ、なかなかリゾートっぽく良い感じであった。
この日は疲れがピークに来ていたので夕食後、9時には就寝とし翌日の釣りに備えることにした。