昨年に書いた記事のバルミューダの社長である寺尾 玄氏の講演に行ってきました。
結論から言うとかなり変人という印象でした。
氏は17歳の時にスペイン、イタリアなどを1年間放浪し、その後ミュージシャンを目指して30歳になるまで音楽活動に従事するも、メジャーデビューを果たすことが出来ずこの夢を諦めてモノ作りをしようと決意 → ここでなぜモノ作り?っていうのが変人っぽいですね。
そこからはモノ作りについて何も知らないので大田区などの町工場を徘徊してそこのオジサンたちに話を聞いてまわり断られ続け、ようやく親切な工場のオッサンにOKをもらってモノ作りの基礎をほぼ独学で学び、そこから会社を設立したという強者です。
逆に、今時のIT企業のエリート社長とは違う部分がとても人間味溢れて面白いですけどね。
ここまでの話を聞いてバス釣りが好きな人だと連想される人がいるんじゃないですかね。
そう、あのメガバスの創設者であるあの伊東由樹です。
彼も若い頃にはレンズ設計をCADなどでやっていたのが、釣り好きが高じて自分でルアーを制作するようになったのですが、彼もルアーを作る際に同じように大田区などの工場で変人扱いされてモノ作りの基礎を覚えて会社を立ち上げたんですよね。
バルミューダの寺尾氏の話そのものも面白かったのですが、この二人の共通性については時代や作るものの独自性などを見ると結構な共通項がありそうで興味があります。
時間があればここらへんを調べたいな〜。